2010年9月25日土曜日

日本人よ 日本人たれ

中国は今、勢にのって何でも思うように事は運ばれると思っているように感じる。
昔から隣との境界線で、もめる事はよくある事例。
そして、隣の不幸は己の喜びとも云われるように。
隣家との付き合いは昔から難しいものとされている。
国もしかり、一番気を使い考えて行動しなければならないのは誰であろう。
すぐ、隣の人である。

さて、上の写真をご覧下さい。
みんな、名監督の超一流スター出演の映画ばかりである。
1938年~1962年の間にヒットに次ぐヒットを飛ばした映画ばかり。
みんな、私の心にやきついています。
映画を観るのも、本を読むのも20代・30代・40代が一番強く心に残ります。

松竹映画の黄金期というより日本映画界の最盛期であった。
当時は娯楽といえば映画が主役であった。
映画館へ行く事がとても楽しみだった。
よく見て下さい。
みんな、これこそスターです。
こうして、この写真を見ていると20才前の子が「全然知らないです」と云ったけど、それもそのはず、50年近く前の映画ですもの。
日本はこれには出ていないけど、美空ひばりや萬屋錦之介、石原裕次郎がズバーンと活躍した頃が最高に幸な時代であった。

オリンピック、新幹線、大阪万博・・・・次から次へと新しいものが生まれてきて、ほとんどの人は公団住宅という新しいタイプの家に住みピアノやステレオを並べた。
私の義兄の友人が私宅へ見えたのは40年前だったか、その時、その人(経済界では有名な人だった)が云った言葉が忘れられない。
「佐藤さん、こんな好景気はもう来ないですね、これが普通と思ったら大間違いですね」
私はそばで聞いていて「へェーコワイナー」
これからはどうなるのだろうと若い私にはまだ先は読めなかった。
「商売も順調。これが普通と思ってはいけないのか、じゃあどうなるのだろう」とお茶を出しながら手が震えそうになったのが忘れられない。

そして時は流れて世界はどんどん変化した。
もう日本地図では間に合いません。
世界地図の時代です。
そして私が子供の時、第二次世界大戦中に戦況として聞いた地名、例えばフィリピン・ブルネイ。マレーシア。ミンダナオ島・ニューギニア・シンガポール・インドネシア・カンボジア・ベトナム・タイ・ラオス・ミャンマー・インド

当時は、ほとんどヨーロッパの植民地であったのが、みんな立派な独立国として且つ資源国として力を持ってきた。
(余談になるが、日本は台湾・韓国・(朝鮮)満州の一部を植民地化したが、ずい分多額のインフラ投資をしていた事を私は戦後に知った。
先日テレビでも放送していた)
こうなってくると資源の少ない日本は難しい。
日本人は日本にとじこもらず、世界へ出よう。
残念?私は年齢的に少々無理かな?
東南アジアの中で弱腰人間と見られないように政治家も目を大きく見開いて物事を決めて欲しい。
議員の人数を半分位にすれば、そして一人当りの報酬を減らせば、金は出てくるのではないでしょうか?
更に申し上げたい事は議員に立候補するには国家試験をぜひ実行して、その合格者でなければ立候補出来ないようにしてほしい。
議員のレベルがあがる事はそれだけ立派な政治が出来ると私は考えます。

9月~10月に出る本を御紹介します
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□




















「おうちで毎日焼きドーナツ」
2010年10月28日発売!
価格1680円(税込)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□












教育問題はなぜまちがって語られるのか?
「わかったつもり」からの脱却
広田照幸/著 伊藤茂樹/著

出版社名 日本図書センター
出版年月 2010年9月













人間失格? 
「罪」を犯した少年と社会をつなぐ
土井隆義/著

出版社名 日本図書センター
出版年月 2010年9月
税込価格 1,575円
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

日本の歴史Jr(全七巻)
↑クリックすると詳しい情報へ
10月8日発売
予約受付中
小学館

-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2010年9月18日土曜日

紙よりipad!一寸待って下さい

私は「サイタ、サイタ、サクラがサイタ」の国語の教科書を小学校1年生の時に使った最後の年齢です。
そのうち、ひらがなになり更に漢字が次々と教科書に出てくるようになった。
でも、残念ながら、敗戦直後、新しい教科書がなくて一学年年上の人から教科書をゆずり受け、更に教科書の半分位スミで消して使わされた。

そんな環境の厳しい中でも書きとりという時間は相当あった。
宿題も書き取り(漢字が主)は多かった。
女学校一年生(今なら中学1年)の時には全く教科書が底をついて教師も色々工夫して、授業してくれた。例えば国語の時間に故事ことわざを20行くらい黒板に先生が書いて一つ一つ説明をしてくれた。例えば
>負うた子に教えられて浅瀬を渡る>等々。

私は大学生のアルバイトのお世話に何十年もなってきた。
インターネットについてはほとんど大学生に教わって来た。
先生でなく後生に学んでいる。

ある時私が">負うた子に教えられ浅瀬を渡るだね、ありがとう教えてくれて」と云ったら「社長それはどういう意味なんですか?」と質問を受けた。
「人は自分より年下の者や経験の浅い者からも物事を教えられる事があるという意味よ。」
大学生は「ああ、そうですか」と余程感動した様子であった。
私も、この教科書の無かった時代も過ごさなければ故事、ことわざは半分も覚えなかっただろうに。
">禍転じて福となすだったのでしょうか。

こんな事を書いていると戦中戦後の困難な時期に子供時代・青春時絵代を過した事も満更マイナスばかりではなかったと思う。
人間の精神を鍛えてくれたと思う。
そして更に上を向いて歩こう、希望を持とう、夢を抱こうという根性を育ててくれたと思う。

今ipadを使っている年齢の人達は日本語の最低の文字教育を受けた人です。
それでも読めても書けない若い20代?位の人もかなりいる事を私は知っています。
こうして考えると小学校一年生からipadになってしまったら日本人が日本語を書けない人が沢山、出てきます。
学校教育は母国語をしっかり頭に入れなくてはなりません。、特に日本語は奥行きが広いので単純ではありません。
その、ヨミ・カキが完全に出来あがってからipadに入っていっても遅くはないと思います。

本がたまって置き場がない、押し入れはつぶれたという程、本を読んでいる人ならばipadは有効かも分かりませんね>私が申し上げたいのは先ず母国語を自由自在に書けるようになる事が第一に必要だと云う事です。
読みましょう本を。
そして書きましょう、色々な有様を。

今回は
これから出る本を紹介します。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□





















新春すてきな奥さん 2011年版
標準発売日 11月19日(金)
主婦と生活社
予価1500円
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□






































「21世紀こども人物館」
小学館
定価4998円
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2010年9月11日土曜日

夢うつつ

夏風邪をひき頭がボーっとしていたせいだろうか。
体が起きられず、そのままうつらうつらと又眠りに入った。

60年以上も前に通った中学に私は10代の中学生を前にして嬉しくて嬉しくてたまらなく喋り続けている。
「みなさん、いい先生に担任になってもらって幸だわ」と云っている。
学校は、もう何年も前に建ち変わっているのに私は今、昔のままの木造の校舎の中で話している。
「本当にいい先生でしょ。こんないい先生に当たるなんてラッキーよ。喜びなさい。」
生徒の中の一人が「どこが、そんなにいいんですか?」と聞いてきた。
「純粋なのよ、生徒の事ばかり考えてくれて、どんな質問でも答えてくれたわ。授業中にも一人一人に質問して回ってくれるし、そしてすごく優しいじゃない。)
60年も前に国語を学び担任になってくれたS先生。夢の中では姿は出てこない。未だに私の母校の教師をしているはずがないのに。

その頃の中学生は純心だった。
どの先生もみんな立派に見えた。
オールドミス(今はあまり使われない言葉)の先生でも、きつくて怖い先生でも先生の云う事にみんな従った。
特に夢の中に出てきたS先生はもう80才以上になっているはずだし、生きてるかどうかも分からない。
私の卒業し年に大阪の高校へ転任して居なくなった。
その後の音信も分からず、たった一年間だけ国語を教わっただけだったのに、時々色んな形で夢に出てくる。
本当に不思議である。

特にスマートでも、ハンサムでも無かったけど私の心の奥底に絶対の信頼のようなものがあったのは、今でも思い出す。
そしてとても大事にしていただいた。
きっと私はS先生への慕情は一生もちつづけるように思う。

この夏は知人が転勤や定年退職でいなくなった人がなぜか多かった。
どの人にも豊かな思い出がいっぱいあって、その店やオフィスへ行くといないと分かっていながら、探していたりする。
いなくなっても別れても、私の心の奥底に何物にもまさる思い出を残してくれた人達が、懐かしくてたまらない。心から有難うと言いたくなる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本好きの方へ
新刊ニュース(月刊)160円(税込)をお勧めします。
これ一冊、目を通すと読書の満足感が得られます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いい香りは幸を感じます。
素敵な香りを一本お部屋にいかがですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
左から
・リリーオブザバレー
・イングリッシュローズ
・フリージア
各1050円


好きな香りの中で本を開いて下さい。
暑いのももう終わりでしょう。



お店の中に陳列しています。
ぜひ、ご来店下さい。

-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2010年9月4日土曜日

良い事は古くても残していった方が幸です

私は生まれた時から、戦争中であった。
勿論、あらゆる物不足時代であった。
靴と云えば運動靴、それも一級に5足か10足しかこないので、くじ引きで決めたりしたものだ。
革靴は高校時代になってからぽつぽつ履いてくる子がいた位。
そんな時、近所のおじいさんが、よく藁を使って草履を作ってくれた。
学校での上履きは、ほとんどの子供が藁で造った草履を履いていたように記憶している。
和服もよく着せられたので、その時は下駄履き。
桐の下駄とか表が畳敷きになっているポンポコ下駄とか履かされると、とても嬉しかった。

戦後、アメリカからララ物資として、アメリカ人の着ていた古着が大量に入って来て洋服とか靴というものが自然に生活用品になっていった。
本来、日本人の骨格は欧米人とは異なるので靴というものは、日本人の足には本当は不向きな履物らしい。
しかし、現代の風習から靴を抜きにして洋服を
抜きにしては考えられない。

日本人はほとんどアメリカ人風に育ってきた。
でも、足の悩みはほとんどの人が経験しているはず。
足トレとか医学的にも方法は沢山あるけれど。
本当は下駄とか草履をはく足の形に出来ているのだと思う。
親指とその隣の指(手ならば人差し指に当たると思う)との間にスキがあった方が楽である。
下駄とか草履のように。
最近、布で草履造りが流行するのも当然かなと思う。
しかし、作るのに何時間かかるか、材料は?と考えると手作りは良いけど、どなた様にもは通用しない。

イセザキ書房で布の草履をこれから売ります。
上履き用として使って下さい。
年をとればとる程足元は大切です。
使ってみてください。
老化は足からです。


Mサイズ 2625円(税込)




Lサイズ 2835円(税込)

季節の変わり目が来ると祖母や母は家族全員の普段着をほどき、洗い、そして板にはって乾かし縫い直す作業をした。
私は未だ、子供だったので自分でした事は一度か二度手伝った位。

気候風土は国柄によって生活様式は様々であるが概して今は合理的な欧米方式になってしまった。
でも日本古来の捨てがたい物の扱い方考え方のある事を私達は忘れてはいけないと思う。
科学の進化(かどうか分からないが)は生活は便利に便利ににしてくれた。
今、私から炊飯器と洗濯機と掃除機と電子レンジを取り上げられたら現状の生活を維持するのは難しい。
便利なものはどんどん利用するべし。
と同時に昔から残っている生活様式も捨ててしまっては勿体ない。

今年のこの夏の暑さも温暖化に
私達がしてしまったように思えてならない。


-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-330
9www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ