2013年11月20日水曜日

人間も成長して花を咲かせて散ってゆくもの

人生とはかくも厳しく、
そしてかくも楽しいものだろうか。
80年生きてみて何人の人に会うと別れを
繰り返した事だろうか。
どの人もどの人も私の心の中には
永遠に生きている。

子供の頃は家族が中心。
私は、父・母・祖父母にも恵まれ
一緒に寝ていた祖母からは
沢山の昔話を聞かせてもらった。
そして、第2次世界大戦が始まり、
日本は負け戦であるのに
真実を国民は知らず
唯々うろたえるばかりだった。

そして私は、小学校3年の時
父(33才になり子供が5人もいる)を
召集兵として高松のサンバシで見送り
終に父は2度と再び我が家へ
帰る事はなかった。

女学校1年の夏の夜中に
役場の人が知らせに来た。
我が家はそれから津波が来たような
大騒ぎになった。
戦病死となっていたが
それらは皆野垂れ死にだと
多くの人から教わった。

私は、とにかく学力をつけ
日本の国内でナンバーワンの
活躍をする事に目標をおいた。
しかし、重い通りに進まないのが事の常
なんとかして自力で京大へ入学するべく
計画を立て実践に移しつつある時
亡き夫を紹介され
素晴らしく立派な家の三男だし
私の好きなタイプであったこと
その上話が実に明快で
「東京へ来ればいくらでもある。
大学に行かせるから結婚しよう。」
と云われ、私もそれを真にとって
結婚に踏み切った。

失敗だったと気が付いた時にも
私の優柔不断の性格から
もう少し頑張ろう、もう少し頑張ろうと
思いつつ30年余年が過ぎ
3年目に男の子供を一人産んだ。
子供は無性にかわいい。
「これママが作ってくれた服だから
汚しちゃいかん。」と
周りの者に云い張っているのを聞くと
母性本能はフルにいっぱい。
この子がいる限り私は幸せだと思った。

大学を卒業すると次は結婚。
私の周りにも50才前後で独身の男は
沢山いるが、それはやはり不安定。
息子は結婚を帝国ホテルで式を挙げ
披露宴も行った。

そして、もう25年余。
確かに申し分なき条件である。
その中でなにが私を苦しめるのか。
自分でもよく分からない。
唯一つ云える事は、
息子は私の息子であり
結婚した女性の夫である。
それが真実であることを忘れては
いけなかった。

つまり、私は夫を亡くした時
完全孤独になったんだ。
それを充分に頭に叩き込んでなかった事が
今、私の苦しみとなって私の体全体に
浸み渡った。
しかし、私も未だ残された仕事がある。
私の生き様を書く事である。
どうか、どうか、私の心に安らぎと安心が
訪れますように、神様守って下さい。
お願い申し上げます。

人間はその年になってみないと
その時の気力、体力は想像できない。
私も80才代に入って体力の低下、
気力の衰えを初めて知った。
こうして次から次へと
人間の心は成長したり
枯れ落ちるようになってゆくのだと
しみじみよく分かりました。


 



-----------------------------------
 イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年11月16日土曜日

みんなみんな幸を持っています

人間の「幸」って何だろう?
大金持ちになる事か、
大きな企業を作って大勢の人を使って
活躍する事か、
家族が親子兄弟みんな元気に
育つ事だろうか。

「幸」とは人間の心の有様だと私は思う。
私は子供の時から高校を卒業するまで
ずっと学年の中で一番だった。
入学した時は「誓いの言葉」を読み
卒業する時にも一番で答辞を読み上げた。

そして、京大の法学部を目指して
勉強していた時、亡き夫を紹介され
大学へ行かしてやるから結婚しようという事で
はるばる横須賀へやって来た。

そんな事を信用するものの
結婚したら大学どころか
先ず英会話を修得し、一人でアメリカンセーラー
相手に仕事が出来るようになれと云う
東京神田への仕入れもやらされ
タクシー、赤帽、電車に乗って
又、赤帽に頼んでタクシーに乗り店へ帰る。
棚を増やしたいので棚板を買いに行くのも
結局持って帰る仕事は私。
2間ものの木材を横須賀の街の中を
私は持って帰った。
「これを持って帰る度胸があれば使い物になる。」
という夫の言葉を聞いて私は愕然とした。
結局、大学どころか商売の片棒担ぎになってしまった。

当時、私達夫婦は逗子海岸の近くで
部屋を借りる生活だった。そこで
家を建てるので私の母も香川県から手伝いにやって来た。
その時、部屋の大家さんから
「娘さんの生活は決して幸ではないですよ。
もし、離婚して帰ると云ったら受けてあげて下さい。
旦那は、自分独りベットを買ってそれで寝ています。
そして、年中ぶん殴られてかわいそうで
見ていられません。
奥さんは一生懸命働いています。
旦那はそれを利用しているだけですよ。」

その他具体例をあげて私の母に話したらしい。
私の亡き夫の兄弟4人は
みんな同じらしい様子だった。
それでも、私は亡き夫の泉のようにわき出るアイデアに
魅せられて泣く日も沢山あったが
離婚はせずに自分を大きくする為に
必死に食いついて行った。
でも、1年のうち何回かは死のうと思った。

横浜へ来てからは、2年間位苦しかった。
何せ20才代のよそ者夫婦なので
周囲から異様な見られ方をされた。
そのうち、子供が生まれ
この子を1人前にするまでは何としても
頑張ろうと決心をした。

南氷洋の捕鯨、北洋の鮭鱒の船が
出ていた頃は、何百万単位の売上だった。
それがなくなってしまい、商船相手中心になった。
20年間位、日本の高度成長時代に
私達も恵まれた商売をさせてもらった。
今では考えられない世界大百科事典を200セットも
売って全国第2位の成績だった。

しかし、高度成長時代が終り、
同時に船の動きも難しい面が出てきた。
そして、年追う毎に横浜港へ来る船ば
少なくなる一方売上も落ちてきた。
問屋の支払いを100%にするため
貯金も使ってしまった。

先日、いつも通院している医院で
待ち時間の時、横に座っていた70才位の人から
「私は貴方をよーく知っています。
いつもカウンターの所で [いらっしゃいませ]と
すごくすがすがしい声で迎えられるので
週刊誌でも買っていかなきゃと思って
安い本ですが貴方のキリットした姿から
私はいつもほれぼれしていました。
みんなそう云っていましたよ。
そうもう80才ですか。よく働きましたね。」
と云われ、そうか見てくれていた人も
大勢いたんだ。幸と思わねばならないと
死と表裏の年令なって
こんな私でも見てくいてくれた人もいたんだと
有り難く思った。
私は幸な人間だと
神様に有難うございましたと手を合わせた。





-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年11月9日土曜日

人生とは何だろう

何年振りだろう、バスに乗った。
私の家の近くのバス停から大船行きに乗り
上大岡の一つ先の関の下という所で降り
農協へ行って来た。

私が契約した時は、
中区本町の歩いて10分位の所にあったのだが
3年前に地方へ分散移転したので
こうして時間をかけて年1回通わねばならない。
従来は京浜急行で上大岡まで行き、
そこから歩いて10分以上かかったので
試しにバスだけで行ってみた。

電車と異なり、街中を走ってくれるバスは
街の姿や様子が手に取るように見えて
とても楽しいなと初めて思った。
昼の時間帯だから大部分、
お年寄りとか主婦の人が多く、
若い人はほとんど乗っていなかった 。

大船が今、とても商売上良くなっている事は
目にもはっきり見えるけど
バスの中から見える上大岡周辺も
人が多くなかなか発展している事が
私はバスに乗って初めて実感した。
しかも片道210円。
安いのでびっくりした。

バスの中から見えるビル、家、商店、
みんな生き生きとして活躍している様は
人の心を明るくする。

一昨日は、地下鉄で中川(新横浜の次の駅)まで
所用で出掛けたが、地下鉄の部分はともかく
先の方へ行くと地上を走る。
これは又、マンション、マンション、マンション。
みんな新しい。
ここは20年位前までは、
雑木林の小さな山、丘というべきか
それを開発して数え切れない程のマンション群。
そのマンション中に家庭もあり、人も住んでいる。
しかし、人気は全く感じられない。
新しい街というには人がいなさすぎる。

人間は自然と共生しなくては生きられない。
一方的に人工的に開発してゆく事が
未来に対していい事かどうか疑問に思いつつ
電車の窓から複雑な思いで眺めて来た。

時間は止まる事なく進む。
宇宙にも旅行出来るようになりそうだ。
私は80才になってみて、これから先
どうなってゆくのか分からないが
人間にとって大きな幸はもうないような
気がしている。

7年後のオリンピックが終わったら
日本は、世界はどうなっているか。
見届けられるかどうか分からないが・・・。

今週より佐藤智子のブログといたします。
よろしく。




















-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
 お問い合わせ・ご注文フォーム
  にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
 イセザキ書房オンラインショップ

2013年11月2日土曜日

溺れてはいけない。がんばれ、がんばれ!

何十年振りだろうか。
私の地元の伊勢佐木町通りで
道端のベンチに腰掛けて小一時間眺めていた。
金曜日だったのに人通りは先ず先ずの様子。

かつて、50年前デパート4つ。
映画の封切り館が、松竹・東宝・新東宝・東映・日活と
全部そろっていて、私は観たい映画の時間を
調べてそのひとつの映画だけ観て
走って帰っていた時代、を心の中に思い出しながら
半世紀経った今、映画館0、デパート0。

そして出来たのが壮大なパチンコ、ゲーム屋が
10軒以上も大きな店舗も興業も占めている。
夜になると、光をまじえて美しい景観になっている。
男も女もサラリーマンも主婦もどんどん入って行く。
パチンコゲームにも新製品があるらしく
[○○入荷、本日よりお使いいただけます]
と大きく宣伝している。

ゲームは私は未経験。
パチンコは20代の時、夫が入って行くので
私も最低の玉を買い、ポツリポツリと
レバーを押していると、時々ザーッと
沢山の玉が出て来る。
ポツリポツリとしかやれない機械の時代だった。
そして、若い女性など一人もいなかった。

あの当時、たまったら横から夫の手が伸びてきて
全部玉を持ってゆく。
私は又、ポツリポツリとやりながら時間をかせいだ。
又、ザーッと出てる。そして、ザーッと出てくる。
すると夫の手がその玉を全部持ってゆく。
そんな遊び心でも商売出来た。
横須賀SATOH BOOKSTOR時代 。

それでも人件費0。
家賃は額は覚えてないが
旅館の軒先半間足らずの店だから
大した事はなかった。
私達夫婦も映画を観るか、
逗子の浜でボート漕ぎをするか。
お金のかかる事は何もなかった。

それで当時は千円札時代だったが、
紙の箱の中に千円札が盛り上がる程
本は売れた。
私は20才、夫は25才。
未だ何も分からず何も知らず
商売とはこんなに楽しいのものかと思った。

私の英語がアメリカのセーラーに通じなくて
何度夫から殴られた事か。
そこで私は近くの英語塾へ通い、3カ月位通うと
アメリカ兵なまりも聞き分けられるようになり
夫にぶん殴られる回数は減った。

私の夫の男兄弟4人は、妻をぶん殴るなんて
普通の事に思っている家庭。
みんな長男の指揮の元、
地元香川では有名な家であったので
私の夫も特別な事とは思っていなかったようだ。

そんな苦しい思いをしても別れようとは
思いもせず、それより何度か死のうかとは考えた。
私は専業主婦は一回もした事がない。
今でも娘のようなお手伝いさんに
週一回来てもらって80才の私は様々な事を
教わっている。
不思議な不思議な光景だ。

専業主婦、一寸憧れるな。
でもいやいや私にはしなくてはならない事がある。

伊勢佐木町通りも半世紀前のような
美しい光景は全くなくなった。
時の流れは早い早い。
特に最近は、滝のような流れになった。
さあ、私はどうするべきか?













 『イセザキ書房通信 Vol.17』
店内レジの横あたりに置いてあります。
ご自由にお持ち帰りください!





-----------------------------------
 イセザキ書房
〒231-0055
 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
 お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年10月26日土曜日

人間が生きるひとつの形

私は及ばずながら80年という時間を生きた。
決して短い時間ではないが
今思い返すと、あっという間であったように思ったり
随分長い月日であったようにも思う。

20才までは香川県の瀬戸内海の湾の穏やかな町で育った。
京大の法学部へ行こうと計画していたが
当時の我が家の一番の権力者祖母が
「女の子一人で都会に出て暮らすなんて絶対許さん。」と云われ
何とかしようと試行錯誤している時に私の亡き夫に出会い
理路整然と話す言葉、質問に何か新鮮に思われ
彼は5・6人の女性と同時期に見合いをして
夫はひとりひとり点数をつけ評価して私を選んだらしい。

私は父をフィリピンで召集兵として野垂れ死にさせられ
我が家は家の中心を失ってしまい母も悲劇、
5人の子供達は祖父母と母に育てられた。
「東京に来れば大学はいくらでもある。
落ち着いて受験すればよい。」
なんていう亡き夫の言葉にのせられて東海道をのぼって来た。

結婚してみると、家庭というより
商売の為の先輩後輩という形になってしまい
何度叱られ殴られたことか。
そういう教育の中で、私は38年間
夫という厳しい教師から様々な事を教えられた。
年令は5才しか違わないのに絶対反論できない。
論法にいつも私は負けてこっそり泣いた。
そして、夜寝る前に私なりの意見をノートに書いて
夫の枕元に置く事にした。

朝起きるとそれを読んでくれる。
そうすると私の意見も冷静に受け止めてくれるようになった。
そんなメモ用紙がダンボール3箱にいっぱいあったのを
家を建て道具を片付ける時
誰かに不要なものと思われ捨ててしまわれた。
貴重な記録だったのに、とても悲しい。
ビルを建築する時は、スタートの段階から
毎日毎日しっかりしたノートにあらゆる事を記録し残してある。

80才にもなると教えを請おうとする。
先輩の人達はもうみんな亡くなってしまった。当然の事だけど。
ひとりひとり私を助けてくれた人達の事を思い出し
あの方だったらどういうだろうか?
と困った時には私の頭の中で考えてみる。
どの方もみんな私よりはずっと優れていた方ばかり。

そして今は、新しい様々な道具(というべきか)や
考え方を大学生のような若い人達に私は今は学ぼうとしている。
でも人間は生きた時代の汗や涙は忘れられず
前進するのが難しい。

しかし、私はもうひとつ残る時間で完成したいと考えている事がある。
私に運があれば神様も助けてくれる事を信じて・・・。

 









読書の秋です。
ぜひお気に入りの一冊を
当店で見つけて下さい!



























-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年10月19日土曜日

特定秘密保護法案ってなんですか?

私はテレビで一寸見ただけで
私の知識ではよく分からないというのが真実だ。

私が未だ子供であった時(小学校くらい)
祖父は手広く事業をやっていたので
年中会合に行く事が多かった。

あちらこちらで様々な事を聞いてきて
夕食の時など
「あれは誰それに云っておかなくてはいかん。」
などと話すと、その時必ず祖母が
「そんな余計なこと云うものじゃない。
警察から一寸来いと云われかねない。
そんな事絶対他人にはしゃべらない事だよ。
よく気をつけて。」
と祖母が叱りつけていた事を思い出した。

内容も具体的には私には
分からない事だったけど
「警察から一寸来い。」という言葉は
70年経った今でもはっきり覚えている。

そんな私が≪特定秘密保護法案≫について
公明党の反対があったので少し譲歩して
とにかく今の臨時国会で総理は通すつもりらしい。

私は政治家でも役人でもないし
そういう世界は全く知らない人間だけど
一瞬何か言論の自由が何十分の一か
知らないが不自由になりそうな予感がする。

私の取越苦労かとも思うが
現内閣は3年間自由に羽ばたける事を
知っているので、消費税の増税や
株式会社の税を下げるとか
私の予想でいくと、安倍総理は自由自在に
何でも出来る立場にある事を大いに利用して
この先何が飛び出してくるか分からないと思う。

野党があまりにも弱すぎるので
国民にとって幸か不幸か
私には疑問を抱きはじめた。

参議院を止めてしまうか
人数をうんと減らして学識のある人だけにして欲しい。
そして、常にねじれがあった方が
力のない国民にとっては幸だと
私はこの頃思っている。

嘘をつく時、「大本営発表だよ。」と
よく若い時は云った事がある。
つまり事実でないという意味に使われていた言葉。

私は太平洋戦争で33才の父を召集でとられ、
フィリピン、ルソン島で野垂れ死にさせられた。

だがそれでも 戦争が終わったとゆうことで
、様々な事が変化してゆく中で
民主主義というものは本当に素敵なものだと思い
心も体もどんなにほっとしたことか。
だから私の時代の人間は、様々な変化を
苦労しながらも、心がどんなに広くなった事か。

その戦後の中で行われた東京オリンピック
どんなに素敵だったか。
皇族でない正田美智子さんが皇太子妃になった時も
みんなで喜んだ。

あの頃のような日本中を覆った空気は
本当に素晴らしく未来を信じて
生きる事が充分出来た。

それから60年余経った今日、
そろそろ色々な形で為政者の思う通りに
なってき始めた事を80才の今、色々感じ始めた。

安倍総理は長くその職にいられる事を
100%利用して、日本の国を
暗くし始めたような気がしてならない。
そうでなくとも、世の中はどんどん変化して
苦痛にあえぐ国民も多くなってきている昨今、
せめて政治を右回転させないで欲しいと
心から願う気持ちでいっぱいです。

みなさんはどう思われますか?






『イセザキ書房TV⑥』
今回は“追悼・山崎豊子さん”と題して
作品への熱い思いを語っております。
ぜひ、ご覧下さい。





















10/19(土)に『沈まぬ太陽』1~5巻まで
全て入荷しました。(現在お求めになる方が
大変多く、売り切れの場合もございます。)

また、週刊新潮(毎週木曜日発売)で
山崎豊子さんの絶筆『約束の海』が連載中です。
お見逃しなく。


















-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年10月12日土曜日

時の流れが早すぎる

私は昭和8年生まれ。
育つ期間はずーっと物不足時代。
何かを代用品にしたり、ミシンとか機械類も
有名なシンガーと云っても古道具に
なったものしか無かった。
それでも、ミシンが来てからは
母も子供の着るものを次々縫ってくれたし
私も簡単な物は、ミシンで縫えて嬉しかった。
 浴衣を縫い直す時、
ミシンが速いと思ってミシンで縫って
祖母にしっかり叱られた。

運動靴も60人位のクラスに15足位配られ
それを抽選で分けていた。
私はいつもみんなの引いた最後になるので
一度も当たった事がなかった。
上履きはみんな藁草履。
祖父に頼んで少しだけ明るい布を
入れてもらって少しでもきれいに
したかったらしい。
そんな中で、18才位まで生きて来たので
物は大切に使って長く使わねばならない。
と云う思いがずーっと続いた。

ところが人生も終わりに近づく頃になって
次から次へと新しい仕組みが入って来た
例えばパソコン。
今はこれなくしては作業が出来ない。
大学生は、全員身についていて
今更ながらという状態。
もう40年近く当店にいる女性従業員(60才)は
「今更パソコンなんか習いたくないけど
この店にいる限りパソコンに触らないで
仕事が出来ない。」
彼女は編み者や裁縫は玄人派だし、
でも「時代には勝てんわ。」と云って
去っていく事になった。

携帯電話にしても持ってない人を
探すのが難かしい。
そして、その携帯そのものが進化に次ぐ進化。
私も一寸「あ、どうしよう。」と思ってしまう。
マッチなんて買う人はほとんどない。
私は仏壇に御供え物をあげる時
どうしてもマッチでないと心がおさまらない。
でも売っている所は少ない。
いつも探して買っている。

ノート位の大きさの携帯パソコン。
常に持ち歩き電車の中でも
タクシーの中でも開いて使うらしい。
そして、自動車も人間が触らなくても
前後の様子を車が意して止まってくれるように
なってきたらしい。
そして、これを世界的競争で勝たなければ
会社の存亡に関わると云う。

何もかも自動、自動になった時にこそ
人間は心をしっかり使わねばならなくなったと
私は考えている。
人間の心の緩みが事故につながる。
本当に生きるのがますます難しくなったと
私は考えている。










-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年10月5日土曜日

もうあと何が残っているだろう

山崎豊子氏が亡くなった。
週刊新潮に連載が始まったばかりだったのに。
「あ、又、壮大なドラマが読める。」
嬉しいと感じたばかり。
この作家のものは大作ばかりで
生きている者に大いなる生きる力を与えてくれた。
私はドラマ化された面もあるけれど
『大地の子』には感動した。
あの主人公のような人は沢山いたと思う。
本当の父と育ててくれた父母。
右旋か左旋か非常に難しい。
そして「自分は誰の子でもない。大地の子だ。」
と読んだ時は、私は涙をこぼし
「そうか、そういう結論を出したか。」
と作者に偉大なもの強く感じた。

著者88才になっている事は全く忘れていた。
女優じゃないから、顔姿を観る事はない。
ただただ一作一作私の一番人生の中で
のっている時代に私に作品を贈ってもらった。
年令の事は全く心の隅にもなかった。
88才のその女性が死の直前まで
ペンを握っていたという事にも
私は表現しようもない感動をいただいた。
私は、私自身も含めて己の信ずる道の中で
バッタリ倒れて死ぬという事は
素晴らしい事だと今でも思っている。
私もそうありたいとずーっと前から考えていた。

もう一人40年前(昭和39年)、
日本であったオリンピックの中で
日本人に感動と感激を与えたバレーボール。
大松監督の考え出した回転レシーブ。
私は真似も出来ないが
非常にハードな戦いの中の体の使い方。
その人達をリードしてきた○○さんが
亡くなったという事。
そして80才であったという事。
私も同じ年令生きてきたのに
この人間的な価値の違いに私はおののいた。

人間として生まれてきて
生かされながら何という差だろう。
そんな事は考える事ではないかも
分からないけど同じ80年という時間を生きて
この大差、とても恥ずかしいと思う。

人間の生命は有限である。
80才という時期は死ぬという事を
常に忘れずに物事を運ばねばならない。
私は息子一人しか生まなかった事を
息子に対して申し訳けなく思っている。
私は5人妹弟。
いざとういう時には血は血を呼ぶ、頼りになる。
私の息子は兄弟姉妹の愛も知る事が出来ず。
かわいそうだったと今胸が痛む。

しかしそれはそれなりに頑張ってもらう。
今さらどうする事も出来ない。
自分の事しか考えない政治家の政筆など
当てにせず自分の力で残る時間を
世の為人の為、そして自分の為に
しっかりと大地を踏みしめて行こうと決意する。






-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年9月28日土曜日

80年生きてみて

人間はみんな何かに繋がりを持って生きている。
自分はそう思はない事でも
繋がりの関係から云いたくない言葉・行動を
せざるを得ない事が度々ある。

特に、通常サラリーマンと云われる
企業の中の大部分の人は、時には
自分の思いと反対の言動を強いられる事が
一筋の出世の道であったりする。
社会が複雑になってくれば来る程
こういう問題が多くなる。
そして悩む、苦しむ。

個人の性格によっては
それが理由で病気になったり
家族喧嘩をしたり・・・。
私はそんな事のないように気配りをしながら
ささやかな店を経営しているがなかなか難しい。
企業が大きくなれば更に深刻になる。

たまに、第3者としでなく
私がそういう大企業の事で振り回される事が
時々ある。

難しいなあ。世渡りというのは。
経験豊富な年長者によく話を聞いてもらったりしたが、
80才の私にはもう先生は、ほとんど死んでしまって
教えていただける人も少なくなった。
そして、この年令になって
迷いや苦しみが出て来ると自分の胸に手を当て
「エーイ、こうやってみよう。
絶対、私はラッキーマンだから上手くいくはずだ。」
と自分に問い、自分を信じて歩く事にした。

迷いや苦痛に苦しめば苦しむ程
人間の器が大きくなると信じて
今や私は、私に問い、そして私の答えを武器にして
生きている。

誰も悪くは云うまい。
みんな苦悩いっぱいで生きているのが
人間と云うものだとやっと割り切った。
宇宙の果てはどこにあるのか
一度観てみたいとなぁ。
























-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年9月21日土曜日

希望の持てる国にしたい

安倍総理は、先日のオリンピックの演説も
とても素晴らしかったし、
どんどん外国へも出られて
とても活発な活躍されて素敵だと思います。

これで政治も安定するのかと思うと嬉しいんですが
私は全体の流れを素人ながらに
政治の知識もないままに
私の心の奥底に何か一点黒々としたものが
残ります。

分かり易く云えば、
私は日本国を右翼化しようとされているような
気分が拭いきれません。
演出が上手いので、国家国民の事を考えて
一つ一つ手を打っているように
表面すごく きれいに見えるんですが、
新聞その他をずーっと読んでいると
国民の気持ちを操るのがとても上手い人だな
と思い始めました。

政治家として、身心共に健康で
国民としては喜ぶべき事なんですが
憲法改正をやりたいという意向。
私も直さねばならない所もあろうと思います。
日本の立位置がだんだん変化してきて
もう60年も経っているのですから。

でも私は、心に引っかっかるものを感じます。
現在60才以下の方は
戦争の悲劇を身を持って知りません。
しかし、その60年間とても大事な時期ですが
日本の近代史の中で昭和の前半(敗戦まで)を
書いた本は2・3年まで1冊もありませんでした。

最近、ぽつぽつ出て来始めましたが、
当事者ではなく、年寄りの人間から聞いた話、
戦争で肉親を失った者の話を
筆の立つ人が書いた本です。

私は、昭和8年生まれ。
日支事変のもう始まっていた中で生まれ、
学校生活はとても変化に次ぐ変化の中で育ち、
敗戦後は日本は復興するという一心で
心身共に一生懸命になりました。
みんな、みんなそうだったのです。

私の亡き夫の一番上の兄が
先日95才で亡くなりましたが
軍隊から帰ってくるや否や
早速家業を素にして先へ先へと事業をのばし
香川県一の出世頭だったと私は思っています。

しかし、そういう人は義兄一人じゃありません。
ほとんどの心ある人は事業なり何なりと
必死で働いてきました。
そして、ジャパン イズ ナンバーワン 
と云われる時代を築きました。

私もささやかな商売をそんな中で始めました。
それからの30年間は、とても苦しいけれど
希望を持って生きる事ができました。
しかし、現状は政治家ばかりが動き回り
国民は夫々一生懸命に
生きる事を考えている人は減り
日本国は心の中が乱れています。

消費税にしても
初めから総理の心の中にはあったものを
急に出さずにあれやこれや会議をして演出して
決めざるを得ない方向に向けたんです。
税率が動くと(特に零細小売店)困ります。
とても手間ががかかります。
そして、売上が落ちます。
そういう現場の人間の意見など全く無視して
決めるおつもりだと思います。

ならば議員を減らすとか
参議院はねじれで困るのなら半分位にする。
そういう人達にも犠牲を払っていただきたいです。

法人税を下げてくれても赤字の零細企業には
嬉しくありません。
給料を上げろとは云われなくても
収益が出ていれば上げます。
収益が出なくて出せないんです。
零細企業は潰れてよろしいと考えていらっしゃると
思いますが、その数は多いです。

オリンピックが来ても7年後では
私は見られるかどうか分かりませんが
戦後すぐの日本でのオリンピックの時と
国民の意識はもう全く違っています。
国民が心から希望を抱き
必死で頑張るような
そんな日本になって欲しいです。





















-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年9月14日土曜日

一人一人が社会の為に何かを背負う

私は10代の頃より京大法学部を目指して
その後アメリカに行こうと考えていた。
出来ると充分に思っていた。

ところが女学校1年生の時
父の戦病死の報が届いた
戦死ではなく戦病死。
これは野垂れ死にだ。

祖父母は、大切な一人息子を失い
母は最愛の夫を亡くした。
そして女学校1年生の私を頭に
妹2人、弟2人、5人の兄弟は
大切な父を失った。

私の家は何もかも全てが狂ってしまった。

当時、日本は若い者も
子供のあるような中年男も
元気な者はみんな戦場へ送られた。

食う物も体を守る道具も何も持たせず、
唯唯、南の島へ兵隊として送り込んだ。
私の父も最高齢の中に加えられた。

私は、昭和の初めの頃から
敗戦国になるまでの様子を書かれた本を
探したが、一冊もなかった。
去年あたりから、総理の言葉によるものかどうか
ぽつぽつ見かけるようになり
その一冊一冊を手当たり次第読んでいる。

でも私の考えている私の父の仇は
一人ではない。
そういう流れを造った人は何人もいる。
「死んでもよい。靖国で会おうよ。」と云って。
それを信じて南の島に、南の海に果てた人達。
この人達を祀っている靖国神社は
常に問題にされる。
その中から私が書く訳にはゆかないが
戦争責任者を全部おろして欲しい。
そして、靖国神社は国家国民の為に
犠牲になったかわいそうな人の為だけの
神社に早くして欲しい。

色々な本を読んでいるうちに
私も80才を越えた今、
ようやく戦争責任者の名前が少しずつ
分かり始めた。しかし、書く事は出来ない。

国家として戦争責任者の霊は
全部おろして下さい。
どうしても祀りたいなら
どこか遠くへ別に作りたい人に作って
もらいましょう。

私ばかりではない私のような立場の人間が
敵の中にも日本人の中にも
数え切れない程いるんだ。
そして、もうすぐ一人一人死んで行って
第二次世界大戦の歴史として
一くくりにされてしまうだろう。

戦争はダメ。何をしてもダメ。
総理がトップに立って出て行かれますか。

苦しみも悲しさも癒え四分の三世紀。
苦しい中を歩んできました。
これでも、私は何かを残して行こうと思っている。









 -----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
 お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年9月7日土曜日

年令を重ねても死ぬまで生産者側に立って行こう

私が40才になった直後、
熱海だったか箱根だったかその辺りへ仲良し4人組で
2ヶ月に1回位、1泊旅行をしていた。
大阪・神戸・鎌倉・横浜と離れていたが
中に1人、非常にこういう計画の上手い人がいて
私達もいつもリードされてあちこちよく行った。

ある時、旅館の食事を運んでくれた
もう60才過ぎ位の従業員が食事を並べながら
「皆さん同級生ね、どうだろう40の峠を越した頃
じゃないかしら。」
商売柄とは云え、ぴったり当っているので驚いた。
そして、彼女は云った。
「人生の中で40才代は、一番いいですね。
何でも出来る。世の中面白い40才代は最高ですよ。」
4人で顔を見合わせ、「本当?」という顔だった。

それからも何回も何回も近くの温泉に出かけた。
一番面倒見の良かった神戸の友達が
乳癌で4年前に亡くなった。
それからリーダー不在でなかなか実現しなかった。
時は流れて80才になった今、
この旅館の人の言葉は胸の中にジーンと来る事が
度々ある。

確かに、30代の終わりから50代に入るまで
この10年余りは、思い出してみると
よかったなーと思う事がいっぱいある。
本も2日に一冊くらい、仕事を持ちながらも読んで来た。
その一冊一冊が私の血や肉を作っている
みたいな気さえする。

映画も沢山観た。
封切り館が歩いて10分位の所に
全部あったので、店の番を頼んで
始まる時間にパパッと行き見終わったらすぐに帰る。
(留守にしていて亭主に一発やられるのが
怖かったから)
だから、スターの名前も全部覚えていた。

それからヨガの教室へ通い始めた。
頭痛持ちだった私が以来、熱が出ても
頭痛はしない。
体も健康そのものだった。
商売の方も好調だった。
亭主に叱られても殴られても腹は立つけど
あの人はああいう人だと心の中に残さなかった。

70才代の終わり頃、腰痛で背中の手術をしてから
私も老人だと意識する事が度々。
次々に新しい本が送られて来て
ベストセラーになったりしても
私の心に感銘を残している本は
思えば全部40才代前半に読んだもの。

時代の変化の速い中で
今は先生に学ぶ事より、後生の大学生他
20代・30代の人達に学ぶ事が多くなった。
私は貪欲な人間だから、生きている間は
最先端を歩きたいと思っているが、
今はとても、とても難しい。

若い方に申し上げます。
40才代前半が勝負時です。
私も戻りたい。せめて45才位までに。
年令は仕方がない、内容を充実させたい。
生きてる間は、ささやかな本屋だけど
お客様に一人でも多く足を運んでもらえるように
私は断じて努力をする。
老人が増えてもその人の人生が
生産者側に立つ事が出来るのは素敵なことだと思う。







 『イセザキ書房TV⑤』
今回は、消費税について語っております。
ぜひ、ご覧下さい!




-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
 www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年9月1日日曜日

消費税より議員を減らすとかして金を生みだして下さい

岩波新書に『貧困アメリカ大陸』というのが出ておりますが、
やがて日本もそうなりつつあると筆者は書いてあります。

それは、あらゆるものが巨大企業にのまれてしまい、
株式会社ばかりになってしまう・・・という事です。

商店街があってもほとんど大会社の出先店が大部分になってきました。

働く人もどんどん変わり、隣近所の店という親しさがだんだんとなくなりつつあります。

買い物の楽しさは物の善し悪しもさる事ながら、

「あら、お子さん大きくなりましたね」とか、

「いつもお元気でうらやましいです。」とか

物の販売以上に人と人とのつながりの楽しさがありました。
そういう人の関係がだんだんなくなりつつあります。

一軒一軒の店は小さくても、そこで売っている人の情というか、
心根が小さな店を繁盛させてきました。

これは人間生活にとってとても大切な事です。
この小さな店が消費税が動くことによって余分の出費を出さねばなりません。
毎年1%ずつ上げるなんて現実の商売を知らなすぎます。
その都度、レジスターを買い替える程の事はなくても、数字を直してゆかねばなりません。
又、商品もこれは何%、こちらは何%とひとつひとつ説明する必要が出てくるでしょう。

消費税率を動かされる事は、流通業者にとって大変なことなんです。

何人かの人に意見を聞いたといっても、みんな評論はするけど自分の手は汚さない人達ばかりです。
学者や政治家には分からないと思います。
零細企業の経営者100人くらいピックアップして聞いてみて下さい。
毎日の生活に関する事で一番その任を果たす立場にある人に聞いてみて下さい。

単に物価が上がるということだけではなく、零細企業はつぶされてしまいます。
国も街も大中小あって初めて人間の幸せも生まれてきます。

みんな苦しいんです。
政治家は御自分の出世ばかりを考えないで、本当に必死に生きている零細企業のことにも思いを寄せて下さい。
零細企業は街のカンフル剤です。

消費税の事、もっと考えて下さい。
法人税が安くなっても食うや食わずの小さな店では何の利益もありません。
総理は立派な家に生まれ、立派な生活をなさってきています。
小さな店の苦労はわからないと思います。
でも、世の中にはそういう中で一生を終える人もたくさんいます。
国民の一人一人です。
もう一度、消費税の事考え直して下さい。

お願い申し上げます。


-----------------------------------
 イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
 www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年8月24日土曜日

庶民の大半は苦しんでいる

昨年あたりから、ボツボツ昭和時代の歴史についての
本が出始めた。
大きな老舗雑誌の記事にも掲載され始めた。

私は父を第二次世界大戦で
戦病死という事になっている死なせ方をさせられたので
父の仇を打ちたくて一生懸命本を探した。
明治維新までは立派な文章で書かれているが
その後は書ける人はいなかったのか
書いても売れないと思ったのかほとんどなかった。
ボツボツ出始めてはいるが、直接体験した人は
もういない。
みんな遺族を訪ねたり、その時の様子から
察して書いている。
それでも私は見つかり次第読んだ。

①『昭和史の大河を往く 第1集
  「靖国」という悩み』
 保坂正康 著
 毎日新聞社



















 ②『昭和の大河を往く 第2集
  開戦、東条英機が泣いた』
  保坂正康 著
  毎日新聞社



















③『戦艦大和 最後の証言』
  久山忍 著
 産経新聞出版



















私はこれからも次々読んでゆくつもりだ。
色々複雑な絡まりが沢山あった事はあったらしい。
昭和20年代は、一にも二にも国を立て直す事に
日本人は夢中になった。
だから、みんな必死で働いた。
おかげで食べられるようになり、住む所も出来、
着るものもどんどん新しいものが作られる。
そんな中で高度成長時代を謳歌した。

その初頭の頃、私は社会へ出た。
結婚相手は商人がよいとあまり時代を読めない母。
いやこれからはもうサラリーマン時代だよという
おじの言葉。
そんな時、出会った亡き夫。
タイプとしては好ましかった。
そして、話す事か実に整然としていて
こういう人と生きてゆけば幸だろうなと思った。
しかし、結婚してみると性格的に自分本位、自分中心。
妻は命令に全て従わさせられ、
私は何度離婚を考えた事か。
その夫は61才(その10年位前から体調が悪く
非常に自分勝手な生活をした)で
食道癌で亡くなった。

小さな店を続けるか止めるか考えた。
思えばこれからは私の自由の時代になったんだと思うと
どうせ私も59才。
今から出直す方法もない。
商売は嫌いではない、よし、やってみよう。
と以後は私の考えで事を進めた。
その時、ハタと気付いた。
夫は厳しい人だったけど、
新しい事を生みだす、考え出す事には秀でていたので
小さい店でもひとつひとつ新しいアイデアで事を進めて来た。
私は、唯云われる通り働いてきただけだったと気付いた。
夫の書いてあったメモを集めて読んだり、
本を読む時間も出来た。

そして、もう高度経済成長は終わった。
零細企業の苦しい時期に入った。
政治をする方々はこの苦しみは分からないと思う。
デフレをインフレにする。
私の頭ではよく分からない。
インフレに苦しめられた時の事が忘れられない。
人口が減るから女性も働き手として参加すべし。
それも分かるけど、女性が出て来過ぎると
これ又マイナス面が必ず出てくる。
女性の上司に仕える男性の気持ちはどうだろう。
私は総体的に能力は女性より男性の方が
優れていると思っている。すべての面で。

又、女性は子育てという仕事は絶対欠かせない。
男性がやっても悪くないが、
感性の問題があるので母親が一番。
5・6才までは母の肌に支えられて育てた方が
人間的にベターだと私は思っている。

そうして考えてゆくと昔の日本の大家族主義は
反面非常に合理的だったと思う。
もうそこへ戻れないだろうけど、
姑、姑の教えというのも悪い所ばかりではない。

とにかく政治も大変だろうけど国民一人一人、
恵まれない人がどんどん増えている事も事実。
どうすればこの現実を政治家に分かってもらえるだろうか。





 -----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年8月16日金曜日

兄弟の縁

私には妹2人、弟2人、5人の妹弟がいる。
女、女、女、男、男と両親は10年余の間に5人の子供を作った。
父と母は結婚生活そのものが10年余しかなかったけど子供はたくさん産んでくれた。
一番下の弟が2月に生まれ、父が召集されて家を出たのが11月。
9ヶ月しか父と一緒に生きていない。
そして、常に母の背中に背負われて母の頭の後からチョコット顔を出していた。
これが父との最後の別れという広島の駅でもキョトキョトしているばかりだった。
その上の弟も別れたのが3歳足らずだったからよく覚えていないと思う。

下の妹(75歳)は温泉旅館を山鹿で経営している。
一番きれいで小柄で着物の良く似合う。
そして、風邪ひとつ引かない妹だった。
私は甥の結婚式で大阪まで行き、大阪から実家まで淡路島をバスで通り、さぬき市津田へ入った。

その日は遅かったので、弟の手配していた津田の松原の中にあるホテルとまではいかないが、海の見える新しい旅館で下の妹2人で寝た。
姉妹2人で並んで寝るなんて何十年ぶりだろう。
翌日は実家で101歳の母、上の弟やその妻や娘達と会って懐かしい魚類の御馳走でとても楽しかった。

私は結婚して55年以上も経ったけど、実家で2日以上泊る事がない。
一晩泊って、翌日帰る。
その繰り返しを10回少々。
なぜか、私の夫は私を実家へ行かすのを嫌った。
私を大事に大事に育ててくれた祖父・祖母が亡くなった時も、
「行く必要がない」という一言で私も逆らえず、心の中で泣く泣く行かなかった。
そんな時いちばんやさしい妹と並んで寝るなんて相当感激物だった。
朝目が覚めた時、何時だかわからないけど(もうすみ代、起きようよ)
と云って、起きたのだった。

私は帰ってきてから1ヶ月間位(もうすみ代、起きようよ)と云っている。
ずーっとすみ代が隣に寝ている気分が続いた。
その妹が脳腫瘍が見つかり、今は2ミリぐらいだけど、
今後、これが5ミリ以上になると爆発して大変な事になる。
すぐに香川県立中央病院へ行って診察してもらえと、下の弟の妻の兄が整形外科医なので
レントゲンをとり、すぐに中央病院へ連絡をとってくれたらしい。
診断の結果、手術するしかないという結論になり、体の丈夫な事が自慢だった妹も決心したらしい。
私は行ってやれないけど、娘2人息子も交替に来ているらしいので一安心。
手術もうまくいってほっとした。
だが、あまり病院食が食べられず食欲が出ないと云ったら上の弟が
「すみ代姉ちゃん、何が食べたいんだ」と問うと
「子供の時食べた津田の魚の焼いたのがほしい」と云う。
弟は一番年齢の近い相手なのですぐに準備した。
サンマを焼いて大根と大根おろし金を一緒に持参してすみ代の前で大根おろしをかけて出してやった。
喜んで食べてくれたらしい。

この話を聞いた時、私は何十年前の一コマの風景を思い出した。
私が女学校に出かけようとした時、
「基延ちゃん、早く行こうよ。遅れるよ」と急かしている。
基延は「こんなおとなの長靴なんか恥ずかしくて履いて行かれないよ」
そう云いつつ、すみ代がなだめすかして一緒に登校したと思う。
物不足時代の事、何もかも配給だった頃、大人の長靴を履いていったかどうか分からないが、すみ代はいつも上の弟に一番年齢が近いので面倒をよくみてやっていたと思う。

“すみ代ちゃん、絶対良くなる、治ると心から信じて充分な養生をしてね”

80歳になっても忘れ得ない様々な思い出。
でも、みんな年をとってしまったけど。


-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
 www.isezaki-book.com お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ イセザキ書房オンラインショップ

2013年8月10日土曜日

80年生きてみて

8月という月は、広島の原爆の日、長崎の原爆の日
そして、8月15日は、敗戦の日。
そして、私の父が野垂れ死に(フィリピンルソン島)
したのは昭和20年6月23日。

私にとって夏は悲しい月。
毎年15日には、お寺か神社の大きなひさしの下で
生きてきた様々の事を神に感謝しながら
思い出す事にしている。

私はまだ小学生だった。
そして今年は80才。
私の世代が戦争の悲惨さを知っている
最後の世代。
やがてその数はどんどん減り、
戦争というものを全く知らない日本人ばかりに
なるでしょう。

戦争は嫌。
戦争だけはやめて欲しいと悲痛の叫びを
出すのも私達の世代で終り。
いくら書かれたものを読んでも
実体験にはかなわない。
その時行き合わせたのが
不幸だったという事になる。

しかし、戦後20年から30年間位は
日本人は恐怖の体験を知っているので
必死にがんばった。
そして、高度成長時代を過ごした。

あれも時の流れ・・・であるのにも拘らず
それが普通になってしまって
日本人ははっきり分かり易く表現すれば
ダラダラした人間になってしまった。
一等国にならなくてもよい。
そこに住む国民が人間として立派で
且つ、幸であればそれこそが
世界一の国家である。

話は変わるが、今回の国会の参院選の結果
「ねじれがなくなってよかった」
と何度も聞いたり読んだりした。
ねじれがそんなに不都合なら
それこそ憲法改正をして一院制に
すれば良いではないか。

私がうんと小さい時には、女性は勿論、選挙権なし。
ある一定以上の納税者のみの選挙であった事を
うっすら覚えている。
祖父が私服から正装して出かけていた事を
おぼろげながら私の頭の中に残っている。
そして、その時の参院選は
何か立派な事をしたとか、国家の為に貢献した
人達の中から選ぶと私は教えられていた。
今は、参議院も衆議員も
一般の人の教養レベル以下の人も
混ざっているような気がする。

それはともかくとして、
一院制にすればねじれは起こりようがないし、
参議院の人件費、他、金が出てくるではありませんか。
消費税云々と云って、総理が苦悩する事も必要なし。
政治に素人の80年生きた一老人の考えです。

更に、消費税を上げると簡単に云わないで下さい。
例え1%上がっても景気は落ちると思います。
庶民はみんなギリギリの生活です。
かといって物品によって税率が異なるのは
もめ事の素です。
それより何百万もする車とか宝石とか買える人達に
物品税を払ってもらえば一番いいと思います。
お金のある所にはあるんです。
と同時にカラッケツの人達も大勢います。

子供の名前で親から金をとる話にしても
私はよくあんな大金、銀行から出せる人も多いのかな
やっぱり、金持ちはいっぱいいるんだな。
私だったら10万円と云われてもすぐに出せません。

物品税こそ真の意味の公平だと思います。
そうなると、又、車の会社とか色々な所から
政府の要人へ働きかけ、変な事が起きるかも
分かりませんが、そういう事は総理が
きちんとしっかりしていれば大丈夫です。

私はささやかな本屋です。
本は売れなくなってきました。
売れないような仕組みが沢山出て来てしまったし
つらい、苦しい。
でも、私はやっぱりこのささやかな店を
持ち続けたい。子供達に読書の喜びを
体得して欲しいから。
紙芝居はそのスタートです。






★★ 『イセザキ書房TV④ 前半・後半』 ★★
夏休みスペシャル!
佐藤が戦争体験について語っております。
大変貴重な話ですのでぜひご覧ください。
よろしくお願い致します。









-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
イセザキ書房オンラインショップ

2013年8月3日土曜日

景気は少しも良くなっていないと私は感じる

毎日毎日、日経新聞の一面トップに
トヨタの利益2兆円とか
とにかく大変な利益を出しているという
文字が並んでいます。
トヨタに限らず大手会社は
今年はみんな大きな利益を出しているようです。

大手企業がダメになった時は
国は何かの手を打つ。
しかし、日本人は大手企業に
携わっている人間ばかりではありません。
数から云えば、中小零細企業に関わっている
人間の方がずっと多いはず。
そして従来は、その零細企業が大部分の人達。
食材、その他細々したものを四方山話と
しながらお得意さんとして付き合って来た。
その些細な儲けの中で生計を立てて来た。

ところが大手が大手と手を組み
日本全体に支店を作り、大きな売上を
上げるようになってきた。
小さな店は、ひとつひとつ消えてゆく。
消費者としては、慣れというものがあるので
これから大人になっていく人達は大店で買う。
もっと進めばネットで買うという事が
当たり前になってくるだろう。

それも悪くない。
それなりの利便性もあるだろう。
私は60年近く小さな本屋を続けてみて
小売店とはどうあるべきか、
消費者は小売店とどう付き合った方が得か
と云うような事を体が覚えた。

それは人間と人間の付き合い方にも
通じる事だけど、
出来るだけ売る側も買う側も人間同士。
ならば親しく付き合った方が
お互いに気分が良い。
しかし、物は大量に並んでいるが
レジへ運んでお金を払うというだけでは
人と人の心の交流は起きるべくもない。

昨日もテレビで、東京の大きなデパートが
合併した所の話でその売り方、
一個でも一枚でも多く売る為のテクニックを
詳しく披露していたが、
お客さまはどこから来られた人だか
分からないけど、
店員の勧めるままにのせられて
ブラウス2枚、スカート2枚、その上に羽織る
レースのコート1枚、
更に靴売り場へ案内させられ 、
そこで1足、靴下もついでにと
店員さんが両手で抱えきれない程の
買い物をして、
それを少し離れた所で上司がワッチしていた。
「この売り手は非常に優秀なんですよ。」
と云って画面から消えた。

年令もさして若くない50才は過ぎていると
思う客だったが、本当にあの買い物
全部必要だったのか?
あるいはたまに出て来たデパートで
浮かれて買ってしまったのか。
全額は出なかったが5万円前後かなと察した。

小さな店ではここまで客を誘導するのは無理。
総理殿、景気の良いのは大手企業だけですよ。
その下に中小はともかく、
零細企業がいっぱいあります。
景気はまだまだ来ていません。
消費税上げたらそれだけで購買力は
ぐんと落ちると思います。
デフレも悪いけど、インフレも怖いです。

働けるのに働かずブラブラしている若者は
考え直していただきたいです。
総理も上っ面だけでなく、細かく国民の様子、
姿を知って下さい。
お願いします。


















-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
 イセザキ書房オンラインショップ

2013年7月27日土曜日

キャロライン・ケネディ 覚えていますか?

キャロライン・ケネディさんが日本大使になって
やって来る。

ケネディ大統領が殺されてから40年の月日が流れた。
若くて素敵な大統領だった。
「国民は国に対して何をしてくれるかという前に
国民は国に対して何を貢献出来るかを考えよう。」
と声高らかに大統領になった。
素敵な奥さんの事を日本の誰だったか
有名な女性が
「アメリカ大統領の妻というのは
世界の大統領の妻である。
20代にしてこんなハッピーな女性は
珍しい。」
というような言葉が新聞に出ていたのを読んだ
記憶がある。
アメリカは世界のリーダーだった時代だった。
そして間もなく弟も殺された。

ジャクリーン夫人は、こんな悲しい国には
住みたくないと云って、名もなき男性と
どこか遠くに行ってしまった。
そして一番今が幸だと云ったという。

政治の世界は華やかだけど裏は大変なのだろう。
私は全く知らないけれど。

キャロライン・ケネディは
両親も弟も亡くなってしまった。
ケネディ大統領の執務室でふざけた姿が
新聞やテレビに映されていたのを
懐かしく思う。
たしかにあの頃は、アメリカさまさまの時代だった。

日本大使にも重要な地位の人が歴代やって来た。
オバマ大統領と仲の良い仲だとは云え
彼女は政治は素人。
唯、ケネディ大統領の娘というだけ。
アメリカから見て日本が軽く扱われた訳だとは
思いたくない。

それよりも40年前の日本もよかった時代と
思い出させてくれたキャロライン・ケネディが
素晴らしい大使になられる事を祈っている。






~ミラノ アンブロジアーナ
図書館・絵画館所蔵~
『レオナルド・ダ・ヴィンチ展  
-天才の肖像-』
展覧会公式図録のご紹介


































4月23日~6月30日に開かれた
レオナルド・ダ・ヴィンチ展に来られなかった
全国のダ・ヴィンチファン必見です!

油彩1点、アトランティコ手稿22葉、
素描1点、書籍1冊 を含む
日本で過去最多のだ・ヴィンチの作品が
出品された展覧会の公式図録です!

ダ・ヴィンチが描いた唯一の男性肖像画
≪音楽家の肖像≫や常識を超えた発想が
詰め込まれた『アトランティコ手稿』をはじめ、
ベルナルディーノ・ルイーニやジャンピエトリーノ ら
ダ・ヴィンチの追従者(レオナルデスキ)が描いた
油彩画など展示作品109点を網羅した
永久保存版です!

[執筆者]
 ジュリオ・ボーラ
 ピエトロ・マラーニ
 マリア・テレーザ・フィリーオ
 秋山聡
 浦一章

[版型・仕組]
 上製本/サイズ:縦約275mm、横約230ミリ
 厚さ約23mm、342ページ

[定価] 3500円(税込)

7月中旬より販売いたします。
9月20日(金)までお申し込みいただけます。

この機会にぜひ、お買い求め下さい!




-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
 FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年7月20日土曜日

憲法96条の改正は反対です


私は先週も書きましたが、33歳にもなって
10才以下の子供が5人もいる男にも
召集令状がきて、海軍に入隊させられ
最終的にフィリピンの負け戦の中で
戦病死(野たれ死にだと思います)
してしまった私の父。

私は、父の仇は一体誰だろうと
ずーっと本を探りながら探しました。
どの日本史の本も明治維新までは
詳しく書いてあります。
大正は短かったせいもありほとんどなし。
そして、昭和はポンと戦後になります。
大正の終わりから昭和20年の敗戦までは
何もありません。

そう思いつつも、第2次世界大戦が
なければ私の父は34か35才で
訳の分からぬ死に方はしなかったはずです。
一生懸命探していたら、ありました。ありました。

『「昭和史の大河を行く」第2巻
      ~開戦、東条英機が泣いた~』

発行は毎日新聞社で
3年余りしかたっていません。
著者は保坂正康。

第1巻は
『「昭和史の大河を行く」
      ~靖国という悩み~』

これは私は、未だ入手しておりませんが
来月には何とかなると思っております。

明治維新の事は詳しく書かれ、
一寸考えのある日本人なら
みんな様々の事を知っております。
ところが、昭和時代はなぜか敗戦まで
何もありません。

東条英機という名前は
私は昭和8年生まれですから
子供の時代ながら毎日毎日聞いた名前です。
すでに日支事変は始まっていました。
それを片付ける事もせず、
日・独・伊、三国同盟を結び
米英を相手に昭和の初めから
様々な事情があったにせよ、
米英を相手にして勝てると思っていたのだろうか。
あまりにも他国の事情を知らなすぎだと思います。

日清、日露に勝利をおさめたという事で
自国の力を冷静に観る事が出来なくなった
軍部だったんだと思います。
そして、軍部は国会官邸と権力闘争が
どんどん大きくなりました。
国会議員も軍に不利な事を云おうものなら
命が危ないというような側面もあり、
もうその力の勢いはとどまる事を知らず
大きくなってゆくばかりでした。
元老の西園寺公希は、首相奏請の役を
務めていたが、この広田内閣を以って
その役目を実質的に辞めております。

こうして、国会の周辺からは
次第に気骨が消えていった。
軍服姿の将兵たちが闊歩する時代に
変わって行った。

私は、当時の時代の歴史を
説明しているのではありません。
昭和初期は、軍がどんどん大きくなり
昭和天皇でさえ御心配をなさるまでに
軍の力は大きくなってしまったのです。

現総理は、≪憲法改正≫という事を
云い出しましたが、国会の反発が大きかったので
今選挙中は云わないつもりらしい。
私は、血は争えないなと思いつつ、
この文章を書いております。
現総理は、岸信介の孫にあたる方ですね。
この辺になってくると
大分身近になるので、年令の高い方々は
思い出す事があろうと思います。

私は今思います。
大きな犠牲を払ったけど
太平洋戦争に負けて
本当によかったと思っています。
絶対にないけれど、もし勝っていたら
今頃日本人はどういう事になっていたでしょう。

色々問題は残っていますが、
又、本当の民主主義国家かどうかも一寸?ですが、
少なくとも軍の力まかせにしていたら
こんなに60年余も平和が続いたかどうか分かりません。

太平洋の周囲をぐるりと
支配しようとしたんでしょうが、
当時も現在もそんな力は
日本にはないと私は思っています。
国民に犠牲をしっかり払わせて大国になるより、
国民一人一人がみんな元気に幸に
生きる方が、私は素晴らしいと
思っています。
人生なんて短いものです。
自衛隊は、装備を万全にして力をつけておく必要は
あると思います。
あくまで自衛隊です。

この件以外については
私は勉強不足ではっきりと申し上げられません。
もっと勉強しなくてはいけないと痛感しています。


八十という 年令(とし)重ねても
      学ぶ事 次から次へと 
               両手(もろて)にいっぱい





















  





『イセザキ書房TV③』 



YouTubeで過去の動画をすべて観る事ができます。
よろしくお願いいたします。











-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
 TEL: 045-261-3308
 FAX: 045-261-3309
 www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年7月13日土曜日

第2次世界大戦をはじめたのは?

安倍総理が一生懸命に動かれている様子を
色々なメディアからよく分かります。
でも、私には≪アベノミクス≫という 事が
よく分かりません。
私のような低レベルの国民は多いと思います。

景気をよくする為にデフレからインフレにする。
しかも、インフレ率は2%位にする。
もうこの辺りから、私は理解は止まってしまいます。
インフレなんてものは何%にするといって
定まるものではありません。
消費税は高いより安い方を好みます。
そして、消費税をこの場に立って上げるということ。
これも私は理解できません。
消費税率が動くと、流通業者は大変仕事が増えて
苦労します。
消費税が10%になったら何物にかかわらず
値上げ、そして売れる、数は必ず減ります。

安倍総理は、お坊っちゃん育ちですから
何というか生活する実感が
私たち一般市民とは大分違います。
当然のことかも分かりませんが。
先ず、景気をよくするという事で
手を打たれているのは当然だし
素敵な事だと思いますが、
今は、地球全体が戦国時代のような
時代だと思いますので
そう簡単にゆかないという事も
私でも理解できます。

又、テレビ放送によると
福祉関連が年寄りのほうへ動き過ぎているので
若い者にも平等にと云ったか、平均的にと云ったか
重点を移すべきだと云っておりました。
どの年令からというのか分かりませんが
私は、自分が80才になってみて
体力が若い時(30・40・50代)とは
変わってきた事を実感しております。
そして、20才代の始めから健保、国民年金は
税金を納めるような覚悟でずーっと
支払ってまいりました。
その当時、自分が受給者になる事など
考えの中にありませんでした。
必死で支払って来たのです。
だから、若い間(60才定年ならそれまで)は支払う。
そして、動けなくなった時、支払って来たぶんを
その恩恵を受けるという事でよろしいと
私は思います。若い時(30 40 50代)は
働く、広い勉強をしっかりやる時代です。

細かな%については私の理解では分かりませんが
私は80才になってみて気付いた事は、
かつての第2次世界大戦の無謀さを身を持って
知っているのは私の世代までだと認識しました。
私は、父が召集兵として33才の時とられ、
昭和20年6月にフィリピンで戦病死
(という事になっているが、野垂れ死にだと思う)
という事で私の一家の全員が
人生を狂わせられてしまいました。

私は、父の仇討ち(時代劇調ですが)しようと思い、
誰が父を殺す羽目に持って行ったか
歴史の本を探しましたが、
私の店は、書店ですけど、昭和の初めの記述は
ほとんどありません。

よくもあんなに広げて、
生きた人間に銃はおろか食べ物も何も与えず
あちこちへ送りこんだものだと思い、
誰が中心になって決定したのか
探しましたが、つかめませんでした。
ふとした事で、「東条英機が泣いた」という
毎日新聞社発行の本を見つけ
目下読んでいる所です。
大体は分かって来ましたが、結論は次回にまわします。

総理大臣は目下の日本のトップです。
私心を捨てて日本国の素晴らしい舵取りを
お願いします。
身体ばかりでなく頭も使って下さい。
そして、身体を痛めるような事になっても
くいのない覚悟で、広く高い所に立って
ご判断をよろしくお願い申し上げます。





イセザキ書房TV③ できました!






「イセザキ書房通信」 Vol,13 できました!
店頭レジにございますので、
ご自由にお持ち帰りくださいませ。
(Vol,00から13までそろえてあるものも
ご用意しております)















≪ 8月の休業日のおしらせ ≫
8月14日(水)・15日(木)は
お休みさせていただきます。
よろしくお願い致します。


-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年7月6日土曜日

人間は死ぬまで打ちこめる何かを持つべきだと思う

人間はどんな人生を歩むのか、
過去の事は記録していれば分かるけど
何年も経つと忘れてしまう部分の方が多いものだ。
まして、この先自分は何年どんな道を歩むのか
誰にも分からない。
予想通り生きる人は何%いるだろうか。

幸福に生きたいとみんな思っているが、
人の命の先の事は、どんな立派な人でも
全く分かっていないのが普通だろう。
そこを努力してがんばって、
少しでも佳い道を探りつつ、一年一年
年令を重ねてゆくつれ、歩む道の巾は
狭まってくる。

でも、“もう、いくつだから”という言葉は
すべてを表現していないと思う。
50才の人より70才の人の方が
パワーがあったり、20才、30才の人でも
不幸が重なって人生を終えてしまう人間もいる。

第二次世界大戦の時、
どれだけ多くの未だ未だ先のある人が
この世を去ってしまったかという事は
もう、歴史の中の事になってしまったが。

今年101才の足は動かないが、
頭もしっかりしているし、
常識もその年なりのものをもっている人が
自宅で息子の嫁の世話を受けながら
一日、24時間、一年365日を
しっかり生きて来た。

ふと気が付くと、13人もいた兄妹弟も
みんな亡くなってしまった。
友達もみんななくしてしまった。
夫にも32才の時、戦病死という事で
帰ってくる事はなかった。
娘3人は、九州、東京と
一寸来るという距離にはいないので
なかなか会えない。

近くにいる姪や甥は、
チョコチョコやって来るけど話が全くかみ合わず
ただ会っているというだけみたいだ。
下の息子はもう70才になっているが、
近くにいるので1週間に1回位はやって来て
話もするが、親子げんかもする。

家の嫁とは、
もう50年以上一緒に住んできた仲だから
お互い気心を知りつつも、やはり他人、
どこかかみ合わない所があるらしい。
しかし、姑の好きな所へ車椅子に乗せて
連れて出たり、
子供より手間のかかる人間だけど
これが運命と考えて娘以上に思っている。

私はこの話を聞いて、
人間は、死ぬまで何か一つ二つは
心を打ちこめるものを持っていなければ
悲劇だなとつくづく思った。

目・耳・体全体が老化して
制約は厳しくなっても
それを何とか補助する術を見出して
死ぬ瞬間まで、己の心情を打ち込むべきものを
絶対に育んでおくべきだと思った。
それには若い時から投資しておかねばならない。

そして、苦しい苦しいと思いつつ、
仕事を持って生きられる私を
改めて幸福だと思いたい。




 

 



ダ・ヴィンチ 8月号に当店が紹介されました!



















* 社長による紙芝居の読み聞かせを
  無料で行っております。
  ご都合のよい日時に参りますので
  お気軽にお問合せ下さい!
           お待ちしております!*



















 「イセザキ書房TV②」






-----------------------------------
 イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年6月29日土曜日

読書は人間を快適にする

本も色々様々な種類の本が出ている。
形態はともかくとして、その内容には
書籍(と呼ばれる本)と
ムック(と呼ばれる雑誌の少々豪華な本)
それから、月刊誌、週刊誌etc・・・。

一日店を見なかったら
新しい本が出てくる出てくる、一日も見逃せない。
出版社も色々考えて目立つように、
手にとってもらえるように、色々な工夫をこらして
本作りに懸命だ。

そうしても読まない人は読まない。
一番吸収度の高い10代20代、そして、30代の人は
特別な人以外は読書に冷たい。
読書よりも、もっと楽しいもの、面白いものが
周りにいっぱいあるので、
そちらの魅力に惹きつけられるみたいだ。
パチンコその他いろいろ。
私がパチンコをしたのはもう50年前。
玉を1個ずつ入れてバネを押すあの方式の時。
その頃は、若い女性など見当たらず、
私一人くらいだった。
亡夫について行って、待っているのが嫌なので、
少しだけやってみた。
ボツボツしている私の方はどんどん玉がたまり、
ある程度たまったら、夫の手がザーと全部持って行く。
そんなのどかなパチンコ風景だった。

今は違う。
私は最近の事は全く知らないけど、
うちの周囲はパチンコだけでなく、大きなゲーム屋が
何軒も並んでいる。
男も女も、老いも若きも、どんどん吸い込まれている。
そして、本屋は素通り。
本が読まれなくなったと云われてから
もう何年経つだろうか。

私は本屋だから、好きな本を手に出来るが、
だんだん年を重ねてきて分かった事は、
一冊の本を10回位読んでみることだ。
小説ではなく、心の肥やしになる本が主体だけど。
1回目、2回目、3回目くらいになると、
あれ?と思うように新しい発見をする。
4回目、5回目も又新しい発見をする。
その辺りから私の心の中に
若者の意図がなるほど、なるほど分かってくる。
更に読んでいくと、又新しい発見をする。
10回目位になると、
若者の気持ちが私の気持ちと一体化する。
そうだ、そうする事が必要なんだと
すーっと私の心の中に入ってくる。

とても楽しくなってくる。
人間は、快適になる事がとても大切だと思う。
腹が立たなくなってくる。
そして、苦しい事も快適な心に
変える事が出来るようになってくる。
みんなが快適な気持ちになれば
世の中は穏やかになると、私は思う。
毎日毎日、事件や事故のニュースも減ると思う。

同じ一生なら、快適に生きた方が
どんなに素晴らしい事か。
一度試して下さい。
頭のいい人は、文章を覚えてしまうかも分かりませんが
文章は覚えなくてよろしい。
貴方の気分が快適になる事が
大切です。






 「イセザキ書房TV②」 


近々「イセザキ書房TV③」をアップロードします。
お楽しみに!





-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年6月22日土曜日

教えて下さい、お分かりの方。

実家の弟に電話をした。
「確か、父に命日は6月だと思うが、何日か。
仏壇のおいわいさんの裏を見て教えて。」
弟の返事は「昭和20年6月8日、フィリピンにて戦病死
と書いてある。」と云った。

何が戦病死だ。
木更津から佐世保まで汽車で移動した時にも
食べ物も飲み水ひとつなかったではないか。

父は神戸の義姉に電話を打った。
「神戸駅に00時00分に着く。5分停車する。
何でもいいから食べ物を持ってきてほしい。」と。
電報を受け取った叔母夫婦は、すぐに事情をよみとって
残ったご飯を全部おにぎりにして、
おかずもあるだけの物を全部詰め込んで、
急いで届けた。
デッキの所で、父上は手を振って待っていたのですね。
そして、葉書を一枚渡した。
「これだして下さい。」
神戸の叔母は葉書を読んだ。
「熱海の温泉に入った。
お湯は沢山あって、気持ち良かったが、
食べる物は何もなかった。
今度帰ったら、日出子と5人の子供を連れて
熱海の温泉に行こうと決めた。」という一節があった。
父上、その日を母も私達妹弟も待っていました。

軍隊はドンドン召集して集め、
唯、南の島へドンドン送った。戦具もなし。
食べ物も飲み物もなし。
ミミズでも小さな虫でも何でも食べたそうですね。
一体、この指揮をとったのはどこの誰だ?
私は命あるかぎり探し出そうと決心した。
でも、その指揮官の上にいたのは誰か?
それが難しい、もう生きていないだろう。
くやしい。

日本の国力で、大東亜共和圏等と云って
出来ると思っていたのだろうか。
デビ夫人は、この言葉をスカルノ大統領から
聞いたと随分昔の雑誌に書いていた。
日本の野心は、アジアの中にも
拡がっていたものと思う。

もう時代は一世紀も過ぎ、
地球は大きく変わっているが、
日本の企業は、アジアの至る所に工場を
作り、店舗を作り続けている。

総理殿。
憲法は変えるのですか?
軍隊を作り、、徴兵制度を作るのですか?
そういうものを作ると、必ずそこに総理として
力のおえない権力が生まれます。
私はこれが怖いのです。
人間はみんな貪欲の固まりだから
どこへ行っても権力を持ちたがる。
これが人間だという事を忘れないで下さい。
議員数の一増五減はやっと出来そうですが、
一体、何ヶ月かかっているのですか?
私は、議員数も半分位に減らすべきだと思います。
何もしていない人もいっぱいいるように見えます。
しかし、これの出来る総理は
今の日本にいるでしょうか。

静かにじっと眺めていると
少しずつ、少しずつ、国民から巻き上げるものが
増えています。
金持ちには何でもないかも分かりませんが、
世の中金持ちは、極く一握り。
普通の人間が、努力を重ねながら
普通に生きてゆける国にして下さい。

そして、日本国内の道徳の乱れ方、
生き方の浅ましさは、説明できない程あります。
「商店街では、バッグは道路側でなく、
店側に持つように」
ひったくりに会うからです。
銀行のキャッシュを出そうとすると画面に必ず
「この引き出金しは間違いないか」
という文章が必ず出て来ます。
キャッシュを目指して堂々と人の金を
巻き上げる術です。
私の店では、一度こんな事がありました。
電話があって、「図書カードを10万円分買いたいので
準備しておいてくれ。」
「10万円はありませんが、7万円ならあります。」と答えたら
「じゃあ7万円でいいから準備しておいてほしい。」
電話があって何分もしないうちに
30代前半の普通の男が表われ
「さっき電話した図書カードを買いに来た。」と云って
銀行名入りの封筒をカウンターの上に置き、
私共の店員は、7万円の図書カードを同じように
カウンターに置きました。
置くや否やすぐとって店を出た。
そして、銀行名の入った封筒を開けてみると
金は一枚も入ってない。
すぐに追っかけたが、車で逃げてしまった。
警察へ電話したが、一寸の差でその図書カードは
換金されて人物は行方不明。
まんまと容易く7万円とられました。
本の万引きもありますが、
7万円も売価になる程というのは、至難の業です。

こういう事は、学校教育云々の問題でなく、
強いて云えば親の育て方にも起因すると思います。
国家国民のことは  爪の垢程も持ち合わせていない若者や
そして、中年も含めて日本には多すぎます。

ところで、アベノミクスはどうなっているんですか
株が上がり下がりしただけで
儲けた人もいるかも分かりません。
しかし、私には無関係です。
私は、商人ですから利益を出さねばなりません。
アベノミクスを始めてから少しもよい事はありません。
2%のインフレとか云いますが、
現在60才以下の方はインフレの怖さを知らないのです。

インフレの怖さ、戦争の恐ろしさを知っている
最低年令が私の年代だと思います。
総理もお若いから体験はないと思います。
2%でピチッと止まるインフレなんてあるんでしょうか?
その辺が私には今ひとつ分かりません。
聞きたい人はみんな死んでしまい、
誰か分かる方、教えて下さい。






 『イセザキ書房TV②』
毎月配信中です。ぜひ、ご覧下さい。
タイトル「イセザキ書房TV②2013/06/05」を
クリックするとYouTube内の当店のページへ
移動する事ができ、今までのすべての動画を
ご覧いただけます。
そちらもよろしくお願い致します。




----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055
神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ

2013年6月15日土曜日

紙に印刷された本を読みましょう




『イセザキ書房TV②』
ぜひ、ご覧下さい!






鎌倉も逗子も横須賀も 
       想い出は みんなみんな 若い私

懸命に ひとつひとつを学ぶこと 
            楽しく夢も 大きくふくらむ

八十の今になっても我が夢は 
            まだまだふくらみ 希望は大きく

我が腹を 痛めて産みし一人の息子(こ) 
            結婚すればその妻のもの

八十の歳になりても命がけ 
            目的に向かって 我は進まん



  




 ★ 私が今週読んだ本と読みかけの本 ★



 『専門医に聞く 腰痛』
日本文芸社
大沼 寧 著

定価¥1200が
   ↓
¥588に大幅値下げ!











『何が日本の経済成長を
止めたのか』
日本経済新聞出版社
星岳雄 /
アニル・K・カシャップ 著

¥1900+税










  
『しくみづくりとイノベーション』
ダイヤモンド社
電通コンサルティング 著

¥ 1600+税












 
『夢幻花』
PHP研究所
東野圭吾 著

¥1600+税















-----------------------------------
イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308
FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
お問い合わせ・ご注文フォーム
 にほんブログ村 本ブログ 出版社・書店へ
イセザキ書房オンラインショップ